外壁塗装の手順
外壁塗装の手順
お住まいの屋根や外壁を塗り替えようと思ったとき「何日ぐらいかかるのか」「どのような工事が行われるのか」「どういった工程で進められるのか」そういった疑問を感じたことはございませんか?
今回は工事開始からお引き渡しまでの工程についてご紹介致します。
1.近隣へのご挨拶
工事開始から終了まで、お施主様はもちろんのこと、ご近隣の方々の安全には充分な配慮が必要です。
工事中は工事用の車両が通行しますし、小さなお子様などにとって足場のかかった現場などは興味の対象ではないでしょうか。
また工事中は足場の架設や解体時、施工中の騒音などでどうしてもご近隣の方にご迷惑をおかけしてしまいます。ご理解とご協力をお願いするため、近隣の方々にご挨拶にお伺いし工事内容や工期、車両の通行制限などをできる限り詳細にご説明いたします。
足場の設置
まずは足場の仮設です。高所での安全性の他、作業性を高めるために仮設します。
運搬や組み立てる際に金属製の足場材同士が接触するので、どうしても大きな音が出てしまい騒音となってしまいます。
お施主様とご近隣の方にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦ください。
足場の仮設は一般的なお住まいで半日程ですが、終わりましたら高圧洗浄時の水飛沫や塗料の飛散を防止するためのメッシュシートを取り付けます。
高圧洗浄
加圧した水でお住まいを丸洗いします。この日は他とは違い、雨であっても作業できます。
水の加圧にはガソリンエンジンを使いますので、どうしてもエンジン音が響き渡り、騒音となってしまいます。
街の外壁塗装やさんでは騒音防止型の高圧洗浄機やその設置場所を工夫することによって騒音防止に努めていますが、大きな音でご迷惑となっていることは否めません。
また、水飛沫の飛散を防止するためのメッシュシートを取り付けていても、ご近隣に飛散する可能性があります。お施主様はもちろんのこと、近隣挨拶時に高圧洗浄を行う日時に合わせご説明しておりますが、近隣の方にも洗濯物を外に干すことをご遠慮いただいておりますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。
※高圧洗浄の際は、お客様宅の水道をお借りします。
外壁の下地処理と養生
外壁のクラックや傷、屋根の状態に合わせて補修を行います。
サイディングなどの目地のシーリングを打ち替えます(シーリングの打ち替えはこの後の工程で行われることもあります)
金属部分を塗装する場合は錆をしっかり落としたり塗料の食い付きを良くするためにケレンをして、塗装面を綺麗にした後に錆止めを塗布します。
雨樋などの樹脂部分は目荒しをして塗料が密着しやすいようにします。
窓やドアといった塗らない部分に塗料が付着することを防ぐため、ビニールやテープなどで覆います。
養生には塗料の付着を防止するだけでなく、塗らない部分と塗る部分、塗り分けする部分の境目の線を綺麗に出す役割も担っています。この養生によっても仕上がりが違ってきます。
下塗り
いよいよ塗り替えの開始です。外壁材・屋根材の種類や劣化の程度に合わせて、シーラーやプライマーを使って下塗りを行います。
シーラーやプライマーには下地を強化し、この後に重ね塗りする塗料を密着させる役割があります。
中塗り
選択していただいた仕上げ塗料の色で塗っていきます。
実際は仕上げ塗料の2回塗りですが、仕上げの1回目が中塗りと呼ばれます。
中塗りの段階で仕上がりにほぼ近い状態にはなりますが、艶の出方もまだ不十分でローラーの跡や色ムラ等が目立つ不完全な状態です。
上塗り
塗装の最後の工程です。仕上げとして上塗り塗装を行います。
中塗りに続き、仕上げの上塗りを行うのは塗膜の厚みを増し、耐久性を上げるためです。
これで塗り替えは終了です。
付帯部の塗装
お住まいによってあるもの、ないものが分かれますが、雨樋、破風板、鼻隠し、幕板・シャッターボックスなどの部分を塗装していきます。
樹脂製の雨樋などは紫外線によって硬化していき、最終的には柔軟性を失って強い風などで簡単に割れたり、はずれたりしてしまいます。
雨樋も塗装を施すことによって、硬化を防ぎ長持ちさせることができるのです。
点検と仕上げ・清掃
どれほど丁寧に綺麗に施工を行っていても、塗り残しや塗料のダレが起きる可能性はあります。
そこで施工した部分をスタッフが隅から隅まで点検します。
不具合があった場合はもちろんしっかりと補修いたします。補修後は再度点検を行い、チェックを何回も重ねます。
足場の解体と撤去
仕上がりをお客様と確認し工事完了です。
お客様にご納得頂けたら、お引き渡しとなります。
カナリアペイントでは、お客様が不安なく大事なお住まいのメンテナンスを行えるよう、点検・見積・施工において丁寧にご説明させて頂くことを心がけています。
施工に関する不安・悩み・疑問等がございましたら、無料点検だけでも是非お気軽にご相談ください。