外壁塗装の色選び
外壁の色を選ぶとき、どのようなことを基準にしたら良いでしょうか。
家全体のバランスも大切ですが、最近では風水を気にしたり「虫がつきやすくなる色があるのでは?」と不安になったりする方も多いようです。
家を新築のように生まれ変わらせることができる外壁のリフォームですが、外壁は住宅の顔なので、何色にするかでガラッとイメージが変わります。
「こんなはずじゃなかった」とならないように、失敗しない色の選び方について見ていきましょう!
外壁リフォームの色選びでよくある失敗
外壁の色選びに失敗してしまうのは理由がありますが、まずは、外壁塗装の際によくある失敗を3つご紹介します。
イメージしていた色と違う
最も多い失敗は「色のイメージが違う」というもの。
カタログや色見本から気に入った色を選んだはずが、いざ外壁塗装が完工したら思っていた色よりも濃かった、色が違って見えるということがあります。
汚れが目立つ色だった
そして、次に多いのが、意外に汚れが目立つ色だったという失敗です。
外壁は雨や埃にさらされているので、選ぶ色によっては汚れが目立ち、せっかくリフォームしても綺麗が長持ちしないということがあります。
玄関ドアや屋根の色と合わない
外壁単体で見ると綺麗な色でも、実際に施工をすると玄関のドアや屋根などとの相性が良くない、という失敗です。
では、これらの失敗はなぜ起こるのでしょうか?
理由は、外壁塗装の色の決め方にあります。
外壁の色の選び方・失敗しないためのポイント
ここから、外壁の色の選び方と、失敗を防ぐために注意するべきポイントについて解説します。
面積効果に注意
思っていた色と違ったという失敗の大きな理由の一つが、面積効果です。
面積効果とは、色の錯覚の一種です。
カタログ・通信販売で、実際に品物が届いてみたら、商品選びの際に見たカタログやサイトに表示されていた色見本と全然違っていた、ということはないでしょうか。
全く同じ色であっても、小さな面積で見た場合と大きな面積で見た場合とで、見え方が異なってきます。これを色の面積効果と言います。
明るい色は、面積が広くなるほど明るく鮮やかに見えます。
また暗い色は、面積が広くなるほど暗くくすんで見えるものです。
外壁は面積が広いので、サンプルカタログから色を選ぶ際、色の面積効果によって仕上がりのイメージが異なることを念頭に置いておくことが大切になります。
すでに希望の色の外壁を使っているお宅があれば、参考にしてみましょう。
サッシ・ドア・屋根との相性が重要
外壁の色を決めるときは、つい外壁のことだけを考えてしまいがちですが、サッシやドア・屋根などとの相性を考えることも重要です。
特に屋根は面積が広く、外壁とともに家の印象を作ります。
デザイン・質感が、屋根と合うように外壁の色を選ぶことが肝心です。
屋根が和風なのに外壁は洋風など、屋根と外壁の雰囲気があまりにも異なるのも美しい家とはいえません。
リフォームは「直す部分」と「直さない部分」との兼ね合いも大事なポイントになります。
色見本やシミュレーションのようにはならない
外壁の色選びの際は、基本的にサンプルカタログから選ぶことになりますが、見本はあくまで色選びの参考に過ぎません。
実際の仕上がりは施工してみるまで分からない、ということもあります。
ソフトやツールを使って、パソコンでカラーシミュレーションをすることもありますが、そもそもパソコンの機種によって表示される色合いは違うものであり、ディスプレイ(画面)の色や明るさ設定によっても見え方が全く異なるため、シミュレーションの色を鵜呑みにしてはいけません。
ツヤの加減を考慮する
外壁塗装は、ツヤの有無でも印象が大きく異なります。
各塗料のツヤの有無は、メーカーが製造する時点ですでに決まっています。
工事の当日に塗装業者がツヤの有無を調節するわけではありません。
そのため、ツヤの加減も色選びの際に考えておく必要があります。
ツヤの具合は、ツヤ消し(=ツヤ無し)・三分・五分・七分の内のいずれかです。
ツヤ加減を確認する際は、必ず晴れているときに明るい場所で見るようにしてくださいね。
光が当たっていないと、ツヤの具合を正しくチェックすることができません。
■まとめ
外壁は、立派な家の顔。
面積が広いからこそ、何度もリフォームできるところではありません。
大切な色決めを失敗しないよう、じっくり時間をかけて吟味しましょう。
カナリアペイントでは、経験豊富なアドバイザーが色選びのお手伝いをしております!
ぜひお気軽にご相談ください。