屋根の雪対策
皆さんの家の屋根は、雪対策を行っているでしょうか。「うち(地方)は雪が積もらないから大丈夫」と思っていらっしゃる方も多いかもしれません。しかし、一部の地域を除けば、ほとんどの地域で降り積もる可能性はあります。
屋根に降り積もった雪が落ちた際に隣から、「自分の家の車を傷つけた」などと言われ近隣トラブルに発展することもあります。「万が一」ということを考え、雪対策も備えた屋根にすることをおすすめします。
◆屋根に雪対策をする必要性
子供が遊ぶには楽しい雪ですが、時として凶器になることもあります。
スカイツリーに積もった雪が塊となって落下し何百メートル下の民家のガラスを割ったこともあります。スカイツリーなどの巨大な建物ではなく一般家庭でも、そのような事故が起こることがあります。
雪国では雪が積もると、しっかりと屋根の雪下ろしをやりますが、めったに積もらない地域では積もったからといって雪下ろしを行うことはありません。
そのせいで、積もった雪が落ちて隣のカーポートを破損させたり、隣の家の車の上に落ちて傷を付けたり、隣の家の一部を破損させるといったことが起こりえます。
また、雪が通行人に落ちて濡れた・汚れた・ケガをしたなどで訴訟問題になってしまった事例もあります。
◆屋根の雪対策 ~雪止め~
屋根に積もった雪が気温上昇によって解け、落雪してしまう危険があるので滑り落ちないように防ぐ装置のことです。ほとんどの屋根に釘やビス・コーキング(ボンド)で取り付けることが可能です。「アングル」と「羽根つき」の2種類があり、効果があるのはアングルですが、見栄えで言えば羽根つきと言われています。費用は、建物の構造、屋根の形状・勾配・雪止めの材質(ステンレス・アルミ・亜鉛メッキ)によって変わります。
落雪が起こるのは自然現象だから…と思うのではなく、しっかりと対策をして自分にとっても、隣近所においても安全な暮らしができるようにしましょう☆