外壁の劣化①
外壁は日々外気にさらされ年数が経てばそれだけ劣化していきます。特に外壁表面の塗料は直接外気に触れているため色が変色したり様々な変化がおきます。そんな外壁の変化を見逃さない為に、よくある外壁の変化を理解しましょう。
◆チョーキング
例えば外で立ち話をしていて、建物に手をついたり寄り掛かったりした事ありませんか?その時に手や服に付いた白い粉…それは外壁のペンキが劣化して発生した粉です。
この状態は外壁が日光による紫外線や温度の変化、雨や風など外的要因にさらされる事で起きる劣化現象です。例えばペンキって塗りたてはツルツルしてますよね。水も弾きます。でも毎日毎日、日が昇り紫外線を浴びて、ときには雨が降り、風が吹き、日本の四季を通じて様々な外的要因によって劣化していくのです。どんな素材でも劣化は避けられません。でもチョーキングが発生した時点では、外壁の中の建築物である木やアルミ、スチール、鉄筋、コンクリートなどには被害はまだありません。それはチョーキングが発生した塗料(ペンキ)が中の建築物を守っていたからです。
◆チョーキングを放置すると…
まず粉を吹くという事は、防水能力が低下しているという事。そして塗料(ペンキ)が少しずつ剥がれているという事。剥がれた所は防水能力が低下し、雨水が入りカビが発生しやすくなるという事。カビやコケなどが定着すると、そこを住み家にして広がっていくという事です。さらに放置すると外壁にも影響します。
\まずはご自身の手で、チョーキングの具合を確かめてみましょう!/