【外壁塗装】カラーシミュレーションを使って外壁・屋根塗装の色を選ぶ注意点
「せっかく塗装をするなら今のイメージと変えたいけど、失敗するのが怖い…」
「カラーシミュレーションは実際の色味と違うから使わない方がいいって聞いたけど本当?」
「業者に依頼する前に自分でカラーシミュレーションを使う方法はないの?」
お家の色選びを悩んでいるお客様から、よくこのような質問をいただきます。
カラーシミュレーションを使用すれば、配色のイメージを固めることができますが、実際の塗装面との違いを理解しないで利用すると、塗装後にイメージした色と違うといったトラブルが起こる可能性があります。
今回は、外壁・屋根塗装で必要なカラーシミュレーションの情報をお伝えいたします。
●カラーシミュレーションとは
カラーシミュレーションとは、パソコンやタブレットなどを使い、お家の写真の上から希望の色を当てはめて塗装後のイメージを作成するものです。
写真以外では、イラストなどで配色を確認するものなどもあります。
●カラーシミュレーションにはどんな種類があるの?
カラーシミュレーションには、無料で使えるものから、専門業者が使うものまで様々です。今回は3種類のカラーシミュレーションをご案内します。
1.塗料メーカーのホームページ
(出典:エスケー科研)
インターネット上で塗料メーカーの公式サイトにアクセスして使用するカラーシミュレーションです。インターネット環境さえあれば、無料で簡単に利用することができます。
デメリットは、色数に限りがあったり、細かい部分まで指定できないものが多いです。そのため、実際の塗装に近いシミュレーションは難しいです。
2.スケルトンシート(塗装部分を透明にしたシート)
(出典:透メックス)
実際に建物を撮影した写真の外壁や屋根を透明に加工して、その下に色のついたシートを重ねて配色を確認する方法です。
モニターや印刷の影響を受けないメリットがあります。代表的な商品には「透メックス」と呼ばれるものがあります。
3.画像編集ソフト
画像編集ソフトでは、詳細なカラーシミュレーションが出来ますが、専用ソフトなどが必要なため業者へ依頼する必要があります。そのため、気軽に利用することをためらう方がいらっしゃいます。
カナリアペイントでは、この画像編集ソフトによるカラーシミュレーションを無料で行っております。
●カラーシミュレーションによるトラブルや注意点
カラーシミュレーションは、あくまでも配色を決める参考です。
カラーシミュレーションのみで配色を行うと、希望した色と実際に塗装した色に相違が出る可能性があるので、トラブルの原因になります。最終的に色を決める際は、試し塗りや実際の建物を見て配色を決めることをオススメします。
<注意点1>パソコン、印刷環境によって色の見え方が変わる
インターネットや画像編集ソフトの場合は、モニターやブラウザによって色の見え方が変わってきます。そのため、色票番号のいで塗装業者と話を進めていくと、認識にズレが生じる可能性があります。
また、印刷した場合もモニターやブラウザ同様に、プリンターの種類によって色が変わります。
<注意点2>面積効果の錯覚
面積効果とは、色の面積によって見え方が変わる「目の錯覚」で、小さい面積は暗く見え、大きい面積は明るく見えます。
カラーシミュレーションは、実際の住宅と比べて小さいため、暗く見える傾向があります。
<注意点3>光は再現できない
実際に塗装を行う建物には、太陽光が当たり、天候や時間帯によって色の見え方が変わります。
カラーシミュレーションでは、太陽光を考慮して、再現する事は出来ません。
<注意点4>実際の塗装面は再現できない
モルタルなどの模様仕上げは、塗装面に凹凸があるため、影が出来て色の見え方が変わります。
一部のカラーシミュレーションは、模様を選択する事も出来ますが、完全に塗装面を再現することは難しいです。また、塗料のツヤによっても光沢が変わり、見え方が変わります。
<注意点5>周辺の景観を考慮する
カラーシミュレーションは、周辺環境まで再現する事は出来ません。
よほど奇抜な配色でない限り、景観を壊すことはないですが、実際の景観や街並みに配慮する必要があります。
カナリアペイントでは外壁塗装のカラーシミュレーションを無料で行っております
色見本や塗り板などを見て「この色がいいな」と思っても、その色が実際に塗装された住宅を思い浮かべるのは、至難の業ですよね。
カラーシミュレーションがあれば、大まかにでも実際に塗装されたときのイメージをつかむことができます。
外壁塗装で色を真剣に悩んでいる方も、まだ色は考えていない方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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