外壁塗装の見積もり

2023年8月9日

初めての外壁塗装で相見積もりをしても　比較の仕方がわからずお困りになる方は実はとても多いです。

決して安くはない工事。　失敗しないようきちんと見極めたいですね。

見積書は工事の契約内容が明記される重要な書類です。

正しい見積書かどうか判別することでより良い塗装工事を実現しましょう！

外壁塗装の見積もりを理解するメリット

　・見積金額が適正か判断できる。

　・不要な工程に気付ける。

　・手抜き工事を防ぐことができる。

では次に　見積もりを比較検討する際に確認すべきポイントを見てみましょう。

・必要な項目が記載されているか。　

・面積や数量が数字で記載されているか。

・工事の工程が記載されているか。

・塗料の商品名が記載されているか。

・下塗り・中塗り・上塗りがされているか。

・自分の伝えた希望がもりこまれているか。

・足場などが無料になっていないか。

上記のポイントに照らし合わせて、内訳をみてみましょう。

・必要な項目が記載されているか。

　一般的に必要な外壁塗装の見積書の標準項目を挙げます。

　もちろん施工内容や事業者によって項目や作業名称は異なります。

　　※一般的な外壁塗装の見積もり項目内容

　　　・外壁下塗り

　　　・外壁中塗り

　　　・外壁上塗り

　　　・本体付属部塗装

　　　・仮設足場（組み立て、解体）

　　　・養生（シート、マスキング）

　　　・運搬、交通費

・塗装する壁の面積や数量が数字で記載されているか。

　見積書を開いて　まず初めに注目するのは数字と単位です。　

　数量の項目に単位や数字が入っていなかったり、あまりにも「一式」の表示が

　多い場合は要注意です。　細部をチェックし、不明点があれば確認しましょう。

・外壁塗装工事の工程が記載されているか。　

　工事の工程はより具体的に書いてあるのがベストです。

　高圧洗浄・養生・下地処理・下塗り・中塗り・上塗り・軒裏・足場　など

　「一式」と表記されていると、内容がわからず重要な工程が抜けていても気付きません。

　明確に記載されていることを確認し、納得の上で依頼しましょう。

※一般的な外壁塗装工事の流れ

　1.着工　　　　　見積もりを出して契約し、工事が決定。

　2.足場組立　　　塗装のために外壁周りに足場を組み立てます。

　3.養生・洗浄　　足場をもとに養生し、高圧洗浄で外壁の汚れを落とします。

　4.下地処理　　　外壁のヒビ、目地部分の補修。下地調整材の塗布。

　5.下塗り　　　　１回目の塗料の塗布。

　6.中塗り　　　　２回目の塗料の塗布。

　7.上塗り　　　　３回目の塗料（コーティング）の塗布。

　8.足場解体　　　養生を外して足場を解体する。

　9.清掃　　　　　工事中のゴミや作業中の汚れを掃除して完了。

・塗料の商品名が記載されているか。

塗料によって機能や耐久年数が大きく違います。

「シリコン樹脂塗料」や「セラミック塗料」などは塗料の種類の名前です。

商品名はメーカーから販売されるときの名前です。　インターネットで調べれば、

機能や価格、次の外壁塗装までの期間を調べることができます。

・下塗り・中塗り・上塗りがされているか。

一般的に　外壁塗装の塗料は３回塗りをすることで十分な強度が保てるように作られて

います。　塗っては乾かし、乾いたらまた塗り重ねることを繰り返して仕上げます。

２回塗りや１回塗りの見積もりを出す業者は、安くてもお勧めできません。

・自分の伝えた希望がもりこまれているか。

外壁塗装は高額なので、簡単にやり直すというわけにはいきません。

なので、自分の希望が上手く業者に伝わって見積書に盛り込まれているかも　大切な

ポイントになります。

「希望の色と違う」　「塗料の種類が違う」　など　希望と違う場合は、必ず依頼先に

確認してみましょう。

もしかすると、経験豊富な業者からみて希望自体がオーバースペックであったり、家の

状態にそぐわない場合もあるかもしれません。

・足場などが無料になっていないか。

外壁塗装を施工する際にはどんな住宅でも足場が必要で、足場代は全体の約20％（３０坪の

お宅の場合は１３万円～２０万円程度）必要です。

「足場代無料」をうたう業者にはなぜ無料なのか、足場代以外の項目が高すぎないか質問し、

納得したうえで契約をすすめましょう。

予算と見積金額が合わない場合は相談を

　数社に相見積もりを依頼したものの、予算が合わず外壁塗装自体を見合わせることもあるかも　　　　

　しれません。

　そんな時は　見積もりをくれた業者に今回は見送りになった旨の連絡を入れましょう。

　「お願いしたいけれど、値段をもう少し何とかしたい」と思う場合は、業者に相談をするのも

　手です。

　値切るのではなく、費用を下げられるポイントがないか、相談してみるといいでしょう。

　依頼先の業者も知恵をかしてくれるかもしれません。　納得できるところまで折り合いがつけば

　安心して外壁塗装を依頼できるでしょう。

外壁塗装の費用相場

〈外壁塗替え費用相場表〉

　上記は目安の面積と金額です。　ざっくり費用をつかみたいときに役立ちます。

失敗しない外壁塗装業者の選び方

　・塗装工事業許可や塗装技能士の資格があるか。

　・キャンセル可能か、クーリング・オフの説明があるか確認。

　・工事期間を確認。

　・見積もりに不明な点がないか確認。

外壁塗装は決して安くはないので、不安な場合は一旦断り、家族や知り合いに相談してください。

安すぎる業者、高すぎる業者、大幅値引きを提案する業者、不安を煽る業者は要注意です。 

納得のいくリフォームが実現できるよう　少しでも参考になればうれしいです。