雨樋修理について ~形状別~
雨樋は、雨を集めて地面の排水口へと流す役割をしています。
そのおかげで外壁が雨で汚れたり、軒下に水たまりができて、床下に水が浸入したり、基礎を濡らしたりすることもありません。
つまり、雨樋は雨で建物が傷まないよう守ってくれています。
ところが雨樋にゴミや落ち葉がたまっていたり、変形や割れがあると本来の役割が果たせません。
◆形状別における雨樋の種類
1-1. 半円型
最もスタンダードかつ典型的な形状の雨樋です。築20年以上の住宅の雨樋は、ほとんどがこの半円型だと言って良いでしょう。
1-2. 角型
半円型に比べて流水量がより多く確保できるため、降水量の多い最近では主流の形状になりつつあります。ここ10年間で頻発している“ゲリラ豪雨”に備えて、片側がせり上がった雨樋もあります。
1-3. 特殊型
東北や北海道などの雪国では、雪掻きをする際に雨樋を傷めないよう、特殊な形をした雨樋を使用することが多くあります。特殊型と呼ばれるその雨樋は、複雑な形状から価格は高額になります。
普段じっくり見ることのない雨樋ですが、実は様々な形状のものが存在します。
次回はさらに「素材別」に雨樋の種類を紹介したいと思います。