屋根塗装で助成金/補助金は受け取れる?
屋根塗装で助成金/補助金は受け取れる?
現在、国で設けられた制度において屋根の塗装が適用となる助成金や補助金はありません。
しかし、一部の自治体によっては適用となる制度を設けているところがあります。
屋根塗装が対象となる助成金や補助金の内容や条件は自治体ごとに異なるため、お住まいの各自治体のホームページで確認しておきましょう。
助成金と補助金の違いとは?
「助成金」と「補助金」は同じと思われる方も多いと思いますが、若干異なりますので解説します。
どちらも公的な機関(国・各自治体など)から支給されるものですが、受給までのハードルの高さが異なります。
「助成金」とは、決められた要件を満たせば受給できる可能性が高いです。
「補助金」とは、採択件数や金額があらかじめ決まっているので、申請したからといって必ずしも受給できるとは限りません。
コンペ形式などでは申請数が増えると倍率が高くなります。
「助成金」と「補助金」は財源の違いがあり、「補助金」は税金が財源となるので、限りがあります。
屋根塗装で補助金や助成金を受け取れる方法
①省エネリフォームに該当する場合
省エネリフォームやヒートアイランド化現象防止などの環境に配慮する工事の助成金や補助金があります。
特に、ヒートアイランド化現象が顕著な東京都23区の自治体を中心に制度化されています。
主に、遮熱塗料での屋根塗装が対象となります。
②一般的なリフォーム・塗装の場合
全国の自治体の中には、屋根塗装が対象として含まれる助成金や補助金の制度があるところがあります。
リフォームの条件がいくつか設定されています。
- 子育て世代のリフォーム
- 多世代同居・近居のためのリフォーム
- 地元の企業に依頼したリフォーム
しかし、ほとんどの自治体は助成制度を用意していないので、まずはお住まいの自治体にお問い合わせください。
屋根塗装で補助金/助成金を受け取るまでの3ステップ
屋根の塗装で助成金や補助金を受け取るまでの3ステップを紹介します。
- 国や自治体の制度を調べる
- 工事前に申請する
- 報告書を提出する
次の章からそれぞれについて詳しく解説していきます。
ステップ①国や自治体の制度を調べる
まずは、国や自治体がどのような条件で助成金や補助金の制度を設けているのかを調べることが重要です。
お住まいの自治体のホームページや「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」などでご確認ください。
単純な屋根塗装に該当する補助制度は見当たらない場合がほとんどですので、制度の中身をしっかり確認して、可能性がありそうな制度があれば、自治体に確認しておきましょう。
ステップ②工事前に申請する
助成金や補助金を受け取るためには、事前に申請の必要があります。
工事後に申請しても助成金や補助金を受け取ることができないため、ご注意ください。
助成金や補助金の申請に必要な書類の一例を紹介します。
- 各自治体の窓口やホームページで配布されている申請書
- 住宅の登記簿謄本(所有者確認のため)
- 外壁塗装工事の見積書 ・外壁塗装工事の契約書
- 設計図書(平面図・立面図・工事内容)
- 施工前の現場写真
- 日射反射率の測定値証明書類(第三者機関による)
※地球温暖化やヒートアイランド対策の場合 - 塗料の性能が記載されているカタログ
※地球温暖化やヒートアイランド対策の場合 - 戸籍全部事項証明書(親子関係を証明する書類)
※定住人口を増やすための制度の場合 - 住民票除票(市外に居住していたことが証明できる書類)
※定住人口を増やすための制度の場合
ステップ③報告書を提出する
工事後には報告書の提出が必要です。
施工前と施工後の写真を添えた「工事完了報告書(実績報告書)」と「請求書」の提出が必要となります。
また、申請内容の工事範囲や塗料などの変更があった場合は、変更届出の必要があります。
助成金や補助金が振り込まれるまでには、提出から1~2ヶ月かかるようです。
屋根の塗装で助成金や補助金を受け取る際の注意点
屋根の塗装で助成金や補助金を受け取る際の注意点を紹介します。
- 応募者が多いと早く締め切られる可能性がある
- 塗料の種類や塗装範囲などの条件が細かく設定されている場合がある
- 事前申請が必要な場合が多い
- 申請・認定に時間がかかる場合がある
- 助成条件に該当しない場合、申請が通らなかったり、あとで発覚して補助金を受け取れなかったりすることもある
屋根塗装だけでなく、外壁塗装も同じ助成金や補助金となるので、同様に注意してください。
【まとめ】助成金や補助金を確認して屋根塗装をしましょう
現在、国で設けられた制度において屋根の塗装が適用となる助成金や補助金はありません。
一部の自治体によっては、適用となる制度を設けているところがありますので、屋根塗装が対象となる助成金や補助金の内容や条件は自治体ごとに異なるため、お住まいの各自治体のホームページで確認しておきましょう。
屋根塗装で助成金や補助金を受けられる可能性は2つあります。
- 省エネリフォームに該当する場合
- 一般的なリフォーム・塗装の場合
しかし、単純な屋根塗装に該当する補助制度は見当たらない場合がほとんどですので、制度の中身をしっかり確認して、可能性がありそうな制度があれば、自治体に問合せしておきましょう。
屋根に関してお悩みの方はカナリアペイントまでお問い合わせください。