屋根塗装の色選びに困ったら！よく使われる色人気ランキング

2025年3月18日

塗装リフォームで屋根塗装の色選びにお悩みの方も多いのではないでしょうか。普段目に入りにくい場所ではありますが、家全体で見ると屋根の占める面積が大きいため、イメージにも大きく影響を与えます。色次第でお家のイメージがガラリと変わるため、瓦や外壁のデザインなども考慮して飽きのこない、まとまりのある色を選ぶ必要があります。しかし、色の種類も多く、どうやって選んでいいかわからないですよね。

この記事では、屋根の色選びに役立つ知識をお伝えいたします。

1.　なぜ屋根の塗装に暗めの色が多く使われているのか？

日本では多くの屋根塗装に暗めの色が使われます。元々、瓦に使われていた素材が灰色やいぶし銀であったことの名残りという説や、灰色が熱反射が高いからという説もあります。

屋根は外壁より直射日光を受けやすく、赤、青など原色に近い鮮やかな色は色褪せも早いため、汚れが目立たない灰色や黒が合理的かもしれません。

2.　色選びでのポイント

外壁ほど目立つ場所ではないため、難しく考える必要はありません。では、まとまりを出すにはどういった点に注意すればいいのでしょうか。

2-1.　「面積効果」に気をつける

人間の目での錯覚の一つで、同じ色でも大きさによって色が違って見える現象のことです。明るい色は小さい面積で見た場合に比べ、大きな面積になるとよりいっそう明るい色に見えます。逆に暗い色はより暗く感じられます。　色見本を見て明るい色なら1トーンから2トーン暗めを、暗い色なら明るめを選択する事をおススメします。

2-2.　気に入った配色のお家をチェックしておく

色見本だけでは家全体のイメージを膨らませるのはなかなか難しいものです。塗り替えを検討し始めたら気になるお家をチェックしておきます。

展示場や住宅街など、できるだけたくさんの物件を見て希望のイメージを固めておきましょう。

2-3.　外壁との色調を整える

簡潔に言うと、色の系統が一緒のものを選ぶという事です。色調が全く違うものを選ぶと家全体がちぐはぐな印象になり、落ち着きがなくなります。

ポップな印象を出したい場合は良いかもしれませんが、同系色で地味に思えるくらいがちょうどいいでしょう。

3.　屋根人気カラーランキング　TOP 5

　【不動の人気NO.1！　スチールグレー】

鋼のようなやや青みを帯びた濃い灰色です。真っ黒よりも少し軽い印象を与えるため「重たいのはちょっと・・」という方におススメです。

　【人気上昇中！　アイボリーブラック】

「アイボリー」とは象牙を意味し、それを焼いて隅にした色です。暖色系の黒のため、同じ黒でもやや温かみのある印象に仕上がります。

　【悩んだらコレ！　トゥルーブラック】

高コントラストで深みのある黒です。印象深い高級感を生み出し、どんなスタイルにもオールマイティーに合わせられます。

　【無難な色じゃつまらない！　トープ】

フランス語で「モグラ」を意味し、赤みのある茶色がかった濃い灰色です。コクのあるニュアンスカラーで、目立ちすぎず地味すぎないオシャレを楽しめます。

　【ナチュラルに仕上げたい！　ストレートグリーン】

ダークな陰影が美しい落ち着きのある濃い緑です。中性色や寒色系の外壁に似合う色で、自然の風景にもマッチし、違和感のないナチュラルな仕上がりとなります。

4.　カラーシミュレーションでは100%正確な色は再現できない

外壁カラーシミュレーションアプリでは、どれだけ高性能なアプリを使ったとしても、100%正確な色を再現することは困難です。スマホやパソコンのディスプレイを通じて色を確認することになるので、自然光のもとで塗装された家をそのまま表現することは不可能だからです。自然光のもとでは、晴れた日、曇りの日、雨の日といった天候のほか、時間帯や太陽の向きによる違いも現れてきます。

外壁カラーシミュレーションアプリでは、こうした天候や時間帯の違いなども考慮されていないので、仕上がりの色は若干異なることに注意しましょう。色見本やサンプルボードを取り寄せて、自然光のもとで実際の色味をチェックしてみると安心です。

カナリアペイントのカラーシミュレーション