雨漏りの原因に?コーキングの重要性と正しいメンテナンス方法
「天井にシミができてしまった」「窓枠の周りから水が入り込む」
そんな雨漏りの原因の多くが、コーキングの劣化にあります。
屋根や外壁の継ぎ目、サッシ周りなど、コーキング(シーリング)は雨水の浸入を防ぐ”防水の要”です。
しかし、経年劣化や強い紫外線・気温差の影響を受けやすく、放置すると雨漏りの直接的な原因になってしまいます。
この記事では、雨漏り修理におけるコーキングの役割、劣化のサイン、補修方法を解説していきます。
コーキングとは?雨漏りとの関係
コーキング(シーリング)とは建物の隙間を埋めるゴム状の樹脂材のことです。主に次の部分に使用されています。
- 屋根材の継ぎ目
- 外壁サイディングの目地
- 窓枠やドア枠の周囲
- ベランダの床や手すりの根元
◆コーキングが果たす役割◆
- 雨水の浸入を防ぐ
- 外壁の伸縮・揺れを吸収する
- 気密性・断熱性を保つ
つまりコーキングは「建物の健康を守るクッション」のような存在です。ここが劣化すると隙間から雨水が浸入し、雨漏りにつながります。
コーキング劣化のサイン
以下の症状が見られたら、雨漏りリスクが高まっています。
- ひび割れ
- 剥がれ・隙間
- 表面の硬化(弾力がなくなってカサカサ)
- 黒ずみやカビの発生
特に「外壁サイディングの目地」や「窓枠の周囲」に注目しましょう。
コーキング補修の方法
コーキング修理には大きく分けて2つの方法があります。
①打ち増し
既存のコーキングの上から新しいコーキングを重ねる方法。
部分補修として簡単にできるが、劣化した古いコーキングが残るため耐久性は短め。
②打ち替え
古いコーキングをすべて撤去し、新しく充填し直す方法。
手間と費用はかかるが、耐久性が高く10年以上持つのがメリット。
雨漏り修理の場合は、打ち替え工事が推奨されます。
コーキング補修の費用相場
- 打ち増し:800~1,200円/m
- 打ち替え:1,200~1,800円/m
雨漏り修理としては、外壁や屋根の部分的な工事なら10~20万円程度、全面補修なら50万円以上になるケースもあります。
DIYでのコーキング補修はおすすめできる?
ホームセンターでもコーキング材は手に入るため、「自分でやってみよう」と思う方もいるかもしれません。
しかし、DIY補修は以下のリスクがあります。
- 古いコーキングを十分に撤去できない
- 防水処理が甘く、すぐ再発する
- 高所作業は危険
雨漏り修理は再発防止が最重要です。
DIYでは一時的な応急処置に留め、根本的な補修は専門業者に依頼するのが安心です。
コーキング補修は雨漏り防止の要
最近は気温差や紫外線の影響が強く、コーキングの劣化が早まっているようです。
劣化を放置すれば雨漏りが発生し、屋根・外壁だけではなく家全体にダメージを与えてしまいます。
- 劣化のサインを見逃さない
- 打ち替え工事で根本解決
- 専門業者に点検・施工を依頼
これらを意識すれば、大切な住まいを長持ちさせることができます。
カナリアホームでは無料点検から見積もりを行い、コーキング打ち替え工事だけではなくさまざまな工事を対応しています。
「雨漏りが心配」、「外壁のひび割れが気になる」という方はぜひ一度ご相談ください。