なぜ塗装が必要か?
普段、外壁や屋根の状態を気にすることはあまりないかもしれません。
ですが、外壁も屋根も雨や風、雪などに常にさらされることで徐々に劣化していきます。劣化が進めば建物全体が大きなダメージを受けてしまい、柱の腐食などにもつながっていきます。
一般的に日本国内の住宅の寿命は30年から40年とされていますが、外壁や屋根のメンテナンスをしなければこの寿命は短くなります。
住宅を寿命までしっかりとした状態に保つためには、必ず外壁と屋根の塗装をしなければならないのです。そうすることで自分が暮らす住宅を守ることができます。
では、外壁や屋根はどうしてさまざまな環境から住宅を守ることができるのでしょうか?重要な役割を果たしているのは塗膜です。塗膜は塗装をした時に外壁や屋根に張られる膜のことで、住宅を守るバリアのようなものだと考えるとわかりやすいです。厚さは1ミリもないくらい薄いのですが、塗膜があるかないかでは耐久度が大きく変わってきます。
ですが、塗膜は時間の経過とともに劣化していきます。これがいわゆる外壁や屋根の劣化と言えます。目に見える色褪せなどを戻すために塗装をするという方が多いですが、実際には塗膜を復活させることが重要です。
塗膜が劣化すると雨を防ぐことができず住宅内部に水が入り込んでしまったり、カビが生えてしまったりします。汚れも目立つようになりますから、見た目にも悪影響があります。
外壁・屋根の塗装は、見た目を美しくする効果よりも、塗膜により住宅を守るために必ずしなければならない作業です。
新築後どのくらいで塗装をすればよいかわからないという人は、まずは10年経ったあたりで塗装を検討しましょう。その後は、使う塗料にもよりますが、10~15年に一度定期的に塗装するのが理想です。
◆まとめ
・塗装は住宅の寿命を長くするために必ず必要なリフォーム
・色褪せよりも塗膜が重要
・まずは10年あたりで塗装するのが理想