外装の役割
屋根や外壁はあって当然のようなもので、日頃から意識したり考えることは滅多にないかもしれません。
しかし、屋根や外壁には様々な役割があり、生活には欠かせないものです。
外装には、主に3つの役割があります。
1◆住宅の保護
・防水性
日本には梅雨というシーズンがあり、冬には雪の多く降る地域もあります。雨や雪から家を守ることの重要性は高いものです。外装がなければ、お家は雨に曝され生活が困難になってしまいます。
・防風性
屋根や外壁があることにより、室内では外の気候に関係なく快適に過ごすことが出来ます。日本は台風も多く、近年の異常気象により風対策を意識する地域も増えています。
・耐震性
地震の多い日本にとって、家を守るために耐震性は欠かせない条件です。昨今多くの地震被害を受け、耐震への関心は高まっています。
・防火性
家の中で火災が発生すると、火は上に行きすぐに延焼してしまいます。不燃材料・不燃下地を使用したり、構造を工夫することで防火性を向上させています。
2◆室内環境の調整
・温度調節
夏は暑く、冬は寒い日本です。外気と触れている外装は断熱性や遮熱性は必要不可欠です。断熱性を高めることで室温の上昇を抑えたり、快適な室温を保つ手助けをしています。
・遮音性
外の騒音を気にせず過ごせるように、屋根や外壁には遮音・防音の効果があります。
・プライバシーの保護
外壁・屋根があるからこそ家の中で周りの目を気にすることなく、好きなように過ごすことができます。
3◆美観を整える
室内にいるとあまり意識はしませんが、一歩外に出ると屋根・外壁ともに目につきやすい部分です。素材の種類、デザイン、色によって建物の印象は大きく変わるものです。
美しい家を守るために、美観を意識することも大切です。
◆まとめ
外装は私たちの生活を守る重要な役割を果たしています。
外装を守ることは、暮らしを守ることなのです。
普段の生活の中では劣化に気付きにくく、発見が遅れてしまう場合もあるかもしれません。
もちろんこまめに点検できれば最良ですが、時間のあるとき、ふと思い立ったとき、会話に出てきた時など、一度細かいところまでチェックしてみてください☆