コーキングでできる?雨漏り修理
コーキングの補修で雨漏りは止まる?修理例とDIYのリスクを詳しく解説!

Q.雨漏りはコーキングで直せる?
A.コーキングはあくまで応急処置、雨漏りを止める補修ではありません
コーキング材にはいくつかの種類があり、使用する場所や目的に応じて適切なタイプを選ぶことが大切です。
コーキングの補修はDIYではなく、なぜ業者に依頼するべきなのか?
コーキングの特徴から雨漏りにつながる劣化、DIYによるリスクなど、雨漏り修理のプロが徹底解説します!
コーキング材の種類と選び方
半固体状の粘弾性を持ち、乾燥・硬化するとゴムのような弾性を持つ物質。
建築資材間の隙間を埋める充填剤で、外壁材の目地や窓・サッシ周り、浴室やキッチンなどの水回りで広く使用されています。
※「コーキング」と「シーリング」は、ほぼ同じ意味で使用されています


雨漏りが発生したとき、応急処置としてコーキング剤の使用を考える方は多いでしょう。
コーキングは建材の隙間を埋めるために広く用いられる材料ですが、雨漏り修理において万能ではありません。
「自分で見よう見まねでコーキング補修してみたけれど雨漏りがすぐに再発してしまった」
このようなご相談をよくいただきます。
DIYで失敗する主な原因は、コーキングの特性を理解しないまま誤った材料で補修を行い、悪化してしまうケースです。
施工後は原因も特定しにくくなるので、下地とコーキング材との相性、その後施工する内容も踏まえて補修を行っていく必要があるのです。
コーキング材の種類
●シリコン系
耐水性、耐熱性に優れ、洗面所やキッチン、浴室などの水回りや、ガラス周りに適しています。
安価で手に入りやすい反面、塗料をはじいてしまうため、上から塗装する場所には不向きです。
●変成シリコン系
サッシ、タイル、モルタル、コンクリート、金属、屋根材など、幅広い場所に使用できる万能タイプで、塗装が可能で耐久性が高いのが特徴です。
ただし、塗料の種類によっては変色(ブリード現象)が起こる可能性もあります。
●ウレタン系
モルタルやコンクリートのクラック補修、木材の隙間などに適しており、密着性と弾力性に優れています。
塗装が可能ですが、紫外線に弱いため、屋外で使用する場合は基本的に塗装が前提となります。
●アクリル系
ALC外壁の目地やモルタル、コンクリートのひび割れに使用でき、湿った場所でも施工可能で塗装もできます。
しかし、耐久性が低いため、リフォーム現場ではあまり使用されません。

それぞれのコーキング材には特徴があり、使用する場所の素材や環境、塗装の有無などを考慮して選ぶことが大切です。
たとえば、浴室のような水まわりではシリコン系、外壁などの広範囲には変成シリコン系、クラック補修にはウレタン系など、目的に応じた選定が施工の仕上がりや耐久性を大きく左右します。
建物のメンテナンスにおいて、コーキング材の役割は決して小さくありません。
正しい種類を選び、適切に施工することで、雨水の侵入や構造の劣化を防ぎ、建物全体の寿命を延ばすことにつながります。
コーキングで「止まる」雨漏り
コーキング材での補修が行われる箇所、結果雨漏りが改善される可能性の高い施工内容をご紹介いたします。
1. サイディング外壁やALC外壁の目地

近年、多くのお住まいで使用されているサイディング外壁やALC外壁は、工場でボード状に加工し現場で張り付けています。
しかし、ボード同士を隙間なく張り付けることは出来ませんし、仮に出来たとしても建物の揺れ等によりボードが当たることで、外壁材にヒビや割れを生じさせてしまう可能性があります。
新築時に使用されているコーキング材の耐用年数は決して長くなく、5年程度から硬くなり、ひび割れ・亀裂・肉痩せによって雨水が入り込んでしまいます。
そのため、外壁から雨漏りを起こしている場合は、コーキング補修で改善されることもあります。
サイディング外壁やALC外壁のコーキング補修



窯業系サイディングやALCは、吸水しやすく水分に晒されると腐食してしまうこともありますので、その場合は外壁材の張り替えが欠かせません。
また、外壁材の劣化を防ぐ為にも目地補修と外壁塗装はセットで行いましょう。
2. モルタル外壁のクラック

継ぎ目がなく、自由な形状に仕上げる事も出来るモルタル外壁は、セメントと砂に水を混ぜ合わせていることから施工後にひび割れ(クラック)を起こしてしまうことがあります。
これはモルタルの乾燥・収縮や塗り厚不良、作業の中断や部分補修などによる施工上の要因や、太陽光や雨水に晒されることによる経年劣化、地震等の環境的要因も挙げられることから、完全にクラックの発生を防ぐということは出来ません。
通常、ヘアクラックと呼ばれる髪の毛程の細いクラックが発生し、徐々に構造クラックと呼ばれる大きなひび割れへと進行していくことが多いのですが、構造クラックは雨漏りを起こしてしまう可能性があります。

この場合、ひび割れをコーキング材で埋めることで改善されます。
こちらもサイディングやALC外壁と同様、モルタルの腐食や剥がれを起こすことがあるため、必要に応じて塗り替えを行っていく必要があります。
室内・外壁材に悪影響が及ばないよう、ヘアクラックの段階でクラック補修・外壁塗装の実施が理想的なメンテナンス方法といえます。
モルタル外壁のコーキング補修



3. サッシからの雨漏り

お住まいの高気密・高断熱化に伴い、サッシも木製から高耐久なアルミや樹脂製が使用されることが増え、塗装メンテナンス等も必要なくなりました。
その為、サッシ周りへの注意が怠りつつありますが、サッシは頑丈とはいえサッシと外壁材の間を埋めているコーキング材はいずれ劣化してしまいます。
サッシに限らず、霧除け・庇・換気扇などの設備と外壁材の間は、全てコーキング材で塞がれていますので、劣化してしまえば雨水が入り込み雨漏りを起こしてしまいます。
必ず定期的なコーキング材での補修を行い隙間が出来ないように心がけましょう。
サッシ周りのコーキング補修



コーキングで「起こる」雨漏り
コーキング補修は、なにも補修だけに使用されるわけではなく、その柔軟性・防水性を活かしメンテナンスにも使用されます。
しかし、そのメンテナンス方法が雨漏りの原因になる可能性もあります。
お住まいにとって良かれと思って行ったコーキング補修で何故?と思われるかもしれませんが、その原因のほとんどは「建物の構造を理解しておらず毛細管現象を起こしてしまった」ということです。
これは、DIYでも同様です。

毛細管現象とは、細い管や繊維に水が吸い上がっていく現象です。
これは、木が水を吸い上げて成長したり、万年筆のインクがペン先に上がったりするのと同じ減少です。
しかし、家でこの現象が起きると、雨水が建物内部に染み込み、雨漏りの原因になります。
そのため、家は雨漏りしないように工夫されていますが、間違ったコーキング補修で、かえって雨漏りを引き起こしてしまうことがあります。
屋根材に出来た大きな隙間、瓦のズレを改善しようとすることは悪い事ではありません。
ですが、隙間を完全に塞ごうと施工したコーキング補修が、屋根内部で毛細管現象を起こす引き金になり、雨漏りを発生させる原因になってしまいます。
瓦がずれないように行うコーキング補修は、「ラバーロック工法」と呼ばれますが、隙間を完全に塞ぐのではなく、雨水の流れを妨げないよう部分的な施工を行うという事が非常に重要なのです。
同様の理由で、薄いスレート屋根材の塗装後は、タスペーサーや皮スキでの縁切りが欠かせません。


外壁でも毛細管現象による雨漏りを起こす可能性があります。
例えばサイディングと水切り板金の間には隙間があります。
これはサイディングと下地の間に通気を行う空間があるので至って正常な状態なのですが、コーキング材や塗料で塞いでしまうと湿気や雨水が排出されず透湿防水シートに雨水が染み込むことで雨漏りを起こしてしまいます。
施工不良や経年劣化で出来たと思われがちな隙間は、実は建物の安全を守る為に欠かせない隙間で、コーキング材で塞いでしまうとかえって雨漏りが起きてしまいます。
これらの誤った施工による雨漏りは、知識が乏しい業者やご自身で行うコーキング補修が原因ですが、施工されてからすぐに雨漏りが生じるケースや、数年経過してから雨漏りが起きるケースもあり、原因が分からず頭を抱えることが少なくありません。
必ずお住まいの構造を理解し、適切な補修方法を行う業者に工事を依頼するようにしましょう。
雨漏りの原因は複雑な場合が多く、目視だけでは判断できない内部的な問題が潜んでいることもあります。
そのため、雨漏りが発生した際は、原因の正確な特定や適切な修理のためにも、専門家であるプロに依頼することがもっとも安全です。
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