屋根塗装の単価

屋根塗装を行うために見積書を依頼した際、価格が適正なのか気になる方も多くいらっしゃることかと思います。

使用する塗料や屋根材など、それぞれのお住まいによって施工価格は異なります。

何によって価格が変わるのか、また、価格の相場などについて見ていきましょう。

 

◆塗料による違い

屋根塗装の価格が変わる大きな部分の1つに、使用する塗料による違いがあります。

基本的には、耐用年数が長く機能性の高い塗料ほど単価は上がっていき、耐用年数と平米単価の相場の目安は下記のようになっています。

ウレタン(6~8年)…1,600~2,300/㎡

シリコン(10~13年)…1,900~3,200/㎡

フッ素(15~20年)…3,400~4,800/㎡

遮熱、断熱(15~20年)…3,200~4,500/㎡

無機(20~25年)…4,300~5,500/㎡

 

例えば、ウレタン塗料とシリコン塗料で価格が異なることはもちろんですが、数社でシリコン塗料の見積りを取ったところ、「全てシリコン塗料なのに施工店によって価格が違う!」といった場合もあります。

シリコン塗料の中にもまた種類があり、単価はピンキリです。そして、施工店によって取り扱っている塗料が異なるため、価格にも差が生じている可能性があります。明確な塗料の記載がない場合は、どのような塗料を使用するのか確認してみましょう。

また、屋根材の種類や劣化状態などにもよって、施工内容・価格は異なってしまいます。

 

◆塗装面積による違い

屋根塗装の費用を求めるために必ず必要なのが、屋根の面積です。

塗料を塗る面積の分、費用がかかる仕組みとなっているため、屋根の面積が広くなるほどに価格は上がっていきます。

屋根の形状も様々あり、陸屋根などは角度がないために塗装面積はそこまで広くありません。しかし、入母屋屋根など形が複雑な屋根や、急な勾配の屋根は面積が広がります。

同じ坪数でも、屋根自体の大きさや形状はそれぞれのお住まいによって異なるため、図面や実測に基づいた塗装面積を出してくれる施工店を選ぶことも大切です。

 

屋根塗装にはその他、足場や洗浄、養生費などがかかってきます。適正価格を把握し、どのような内容に費用が発生しているのか見積書と照らし合わせてみましょう。

屋根塗装で失敗しないためにも、記載内容に不明な点がある場合は施工店に確認をとることや、複数の見積もりを比較することも大切です。

 


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