外壁塗装の耐用年数とは
外壁塗装の耐用年数とは、外壁を保護する役割を保てる年数の事を指します。外壁塗装の耐用年数は、大きく2種類に分けられ、【塗料の耐用年数】と【建物の耐用年数】があります。
◆塗料の耐用年数
塗料の耐用年数とは、各塗料メーカーが作った塗料について、塗装後から何年間耐久性を保っていられるか示しているものです。
これは、塗料の種類によって耐用年数が異なり、3~5年のものや、15~20年と長持ちする塗料もあります。耐用年数が長い程、費用も高額になる傾向にありますが、長い目で見たらメンテナンスコストが安くなる場合もあるため、予算内であれば検討する価値は十分にあると言えます。
◆建物の耐用年数
国税庁から建物の耐用年数が発表されています。
これは、減価償却資産の耐用年数であり、耐用年数が過ぎてしまうと住めなくなってしまう、という事ではないため、参考程度に見ていきましょう。
・木骨モルタル造…..20年
・木造、合成樹脂造…..22年
・金属造…..19~38年
・れんが造、石造、ブロック造…..38年
・鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造…..47年
上記のデータによると、木造が短く、鉄骨や鉄筋で建てられた建物が長いことがわかります。しかし、何もしなくても保てるという事ではなく、塗料の耐用年数を加え、良い状態を保ってこその年数です。
また、建物自体の耐用年数の他に、使用している外壁材によっても、耐用年数やメンテナンスの周期が異なってきます。
タイルなど、メンテナンス不要と言われてはいますが、建材として永久に使用できるものは無いため、お手入れは必要になってきます。
◆外壁材の耐用年数
建物の耐用年数を紹介しましたが、実際に塗料を塗っていくのは外壁材です。
外壁材の耐用年数とメンテナンス周期の目安を見ていきましょう。
外壁材 | 耐用年数 | メンテナンス |
窯業系サイディングボード | 40年 | 7~8年 |
木質系サイディングボード | 40年 | 8~12年 |
金属系サイディングボード | 40年 | 10~15年 |
樹脂系サイディングボード | 40年 | 10~20年 |
モルタル壁 | 30年 | 8~10年 |
ALCボード | 60年 | 10~15年 |
コンクリート壁 | 60年以上 | 15~20年 |
タイル | 40年 | 不要 |
どの外壁材にも、必ず経年劣化と言うものがあります。
定期的にメンテナンスを行うことで、はじめて本来外壁材が持っている耐用年数を保つことが出来ます。