屋根塗装の工程と流れ

屋根塗装では、作業の工程や期間がわかりずらく、塗装前に心配される方も多い事かと思います。

屋根塗装では乾燥時間があり、きちんと期間を取らなければ失敗に繋がってしまいます。

また、一般的に雨が降っている日や屋根が濡れている状態の日は塗装を行いません。工事が順調に進んだ場合は、約10日~2週間程の期間がかかります。

屋根塗装の工程と期間を知り、安心して施工期間を迎えられるよう準備をしていきましょう。

 

◆作業の流れ

 

①足場の設置(1日)

 

足場の材料を運び入れて足場を組み、塗料の飛散を防止するためにメッシュシートの取り付けなど、養生を行います。

職人さんが安全に作業するためや、足場崩壊による事故を起こさないためにも、足場の設置はとても重要な作業です。足場を組む時には大きな音が出るので、工事期間の中でも特に騒音を気になる日となります。

 

②屋根の洗浄(1日)

 

高圧洗浄機を使用し、屋根の埃や汚れを除去したり、塗料の劣化によって壁の表面にできた粉を落とします。

屋根は、紫外線や雨風にさらされているため、10年も経つとかなり汚れてしまいますし、汚れを養分としてコケや植物も生えてしまいます。また、古い汚れが残ったまま塗料を乗せてしまうと、塗料がすぐに剥げてしまうため、綺麗に洗浄する必要があります。

高圧洗浄がかけられない部分はブラシなどを使用し、手作業で汚れを落としていきます。

 

③下地処理(1日~)

屋根材に割れやサビがある場合は、上から塗料を乗せてしまうと雨漏りの原因にもなります。

下地処理では、塗装前の塗装面をヤスリやサンダーで削ったり、サビを取ったりするなどの「ケレン作業」を行い、下地をキレイに整えます。

 

④養生(1日)

養生とは、屋根以外に塗料がついてはいけないところをテープ・ビニールシート・新聞紙などで覆い、保護することです。養生は屋根まわりだけではなく、必要に応じでエアコンや自転車等の塗料がかかってはいけない部分に行います。

 

⑤下塗り(1日~)

 

いよいよ塗装工程に入ります。塗装の工程は3回塗りが基本です。

まずは下地強化剤で下塗りを行います。中塗りと上塗りと屋根材の密着性を高めるために、必要な工程です。下塗りに使用する塗料は、屋根の材質に合わせたものを使用します。

 

⑥縁切り

スレート瓦を使用した屋根の場合、重なり目に塗料が入っていくのを防止するために、タスペーサーと呼ばれるものを屋根の隙間に設置していきます。

 

⑦中塗り(1日~)

 

下塗りが完全に乾いたら、中塗りを行います。

中塗りと上塗りの塗料は、基本的に同じ塗料を使用していきます。中塗り後、十分な乾燥時間を設けます。

 

⑧上塗り(1日~)

 

中塗りと同じ塗料で塗膜に厚みをつけ、屋根を雨水などからしっかりと守ります。

 

⑨点検・手直し

塗り残しや塗りムラを点検し、必要に応じて手直しを行います。

 

⑩足場の解体・清掃・撤去など(1日)

全ての工程が終了すると、最初に設置した足場や養生を解体し、施主様に引き渡しとなります。

 

 

屋根塗装の工事は、基本的には外壁塗装の工程とほとんど同じです。屋根材の劣化状況や雨樋交換などの工程に合わせて前後する場合もありますが、3回塗りで塗膜をしっかりと仕上げていきます。

事前にどのような工程で工事が進むのかを知り、施工期間中を快適に過ごしましょう。

 

 


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