外壁塗装のシミュレーション
外壁塗装の色をカラーシミュレーションだけで決めてはダメ!
お住まいの壁や屋根を塗装するときは、カラーシミュレーションで仕上がりイメージを調べることができます。
塗装後の雰囲気を知ることができる便利なものですが、実際に塗装した後で「シミュレーションした色と全然違う」といったトラブルが起こることもあるため、信用し過ぎるのは禁物です。
塗装前に行われるカラーシミュレーションの内容
塗装前に実際に塗装をする家の画像をパソコンに取り込み、フォトショップなどの画像編集ソフトを利用して行います。
お店のスタッフが自然な色合いになるように、手作業で細かく調整しながら編集するため、実際の塗装に近いシミュレーション結果を得ることができます。
ただし、ご自宅で気軽に試すことはできず、実際の家の写真を施主が業者に送らなければなりません。
あるいは、現場調査も兼ねて業者に家まで撮影に来てもらう必要がありますので、よほど依頼を検討している状態でなければ、手間がかかってしまうでしょう。
「外壁の人気色がわからない」「どんな色でどういうイメージになるのか予測できない」という時に、方向性を示すものとして利用するとよいでしょう。
カラーシミュレーションの注意点
カラーシミュレーションだけで外壁の色を決める場合、注意が必要です。
なぜなら、以下のような欠点があるからです。
1.色の見え方が違う。
2.外壁や屋根の質感まで正確に再現できない。
3.街の景観を考慮しない。
このような原因があるため、カラーシュミレーションと実際の色は見え方が異なります。
同じ認識にならないように注意しましょう。
外壁や屋根の質感
カラーシュミレーションでは、外壁の質感まで正確に再現できません。やはり、ソフト・アプリの機能として限界があります。
他にも、つやあり・つや消しの再現も難しいです。質感は現物を見て比較しましょう。
街の景観
カラーシュミレーションは街の景観を考慮しません。これも、ソフト・アプリの限界が理由です。
そのため、カラーシュミレーションで決めた色を塗装してもらった場合、街並みから浮いてしまうかもしれません。
このような事態を防ぐためにも、実際の景観と比較してから決めましょう。
《業者と相談することを忘れずに…》
最終的には、業者と相談することを忘れないようにしましょう。
カラーシュミレーションは、あくまで参考程度に使うことをおすすめします。
最終的に色を決めるときは、必ず業者と相談しましょう。