外壁塗装の平米単価

見積り書に記載されている内容は各社異なり、施工内容や使用する塗料、建物の塗装面積さえ違う事もよくあります。

どれも外壁塗装で相見積りを取ったにも関わらず、全く違う商品を提示されてるのと同じような状態で、塗装の見積りは内容を精査することが困難だとも言われています。

外壁塗装の単価を計算する際には、平米単価が必要となってきます。

 

◆平米(㎡)単価とは?

まず、平米単価とは1平方メートル(㎡)あたりの単価の事です。

外壁塗装では、『塗装面積』×『平米単価』が基本となっています。

また、その他に使用する単位としては、雨樋など長さで計算するものを『塗装する長さ(m)』×『1mあたりの単価』、雨戸など個数で計算するものは『塗装する数(個)』×『1個当たりの単価』となります。

 

◆平米と坪の違い

平米単価よりも馴染みのある言葉で坪単価と言うものがあります。坪単価の『坪』と『平米』では、表す面積が異なります。

1平米は1㎡を指しますが、1坪は約3.3㎡を指しています。1㎡=約0.3坪となるので、ぜひ覚えておきましょう。

平方メートルは外壁の塗装面積などに使用し、坪は不動産の面積で使用されることが多くあります。

 

◆外壁の塗装面積について

平米単価を確認した後に注意するのは建物の大きさです。建物の大きさによって、使用する塗料の量や施工金額は大きく異なります。

外壁の塗装面積を算出する方法はいくつか存在します。

 

実測して算出する

現地でスケールやレーザー距離計を用いて外壁外周の長さや高さを実際に測る方法です。

その面積から、窓などの塗装しない面積を差し引いて塗装する面積を算出します。

メジャーで計測する場合、細かい数値がわかるというメリットがあります。

 

図面から算出する

立面図や平面図から面ごとに幅・高さを測り、開口部を差し引いて算出します。

主に図面が残っている場合や、計測が困難な場合などに利用されますが、サイディングのお家ではコーキングの数量が不明となりるため、図面だけでは不正確となります。

 

簡易計算

おおよその塗装面積を出す場合は、『坪数×3.31』あるいは『延べ床面積×1.1~1.4』で求められます。延べ床面積とは、建物すべての床面積で2階建てなら1階と2階の床面積を合わせたものです。

しかし、この方法で出した数字は正確ではないため、目安程度に考えましょう。

詳細は、実測で算出する必要があります。


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