外壁塗装 シミュレーション
外壁塗装や屋根工事を行う際に重要なポイントとなるのが色選びです。
いざ色を選ぼうと思うと
「私の家には何色が似合うだろう?」
「イメージを変えたいけど〇〇色って似合うかしら?」
「明るい色にしたいけど、近所から浮かないかな?」
など、悩みが多くあることに気付きます。
色選びで悩まれる前に正しい知識を得て、満足のいく工事を実現しましょう。
1.色の属性とは
色の3属性とは、色相・明度・彩度の3つを指します。
この3つの属性を知ることで、依頼先や塗装職人と正しい色打合せが出来るようになります。
◆1-1 色相
色相とは色味を指します。
赤・黄・緑・青・紫などとイメージを表現するのに最も適した属性となります。
こちらは「色相環」といいます。
色相の反対側にある色を「補色」といい、お互いを引き立てると言われています。
◆1-2 明度
明度とは色の明るさのことです。
こちらの画像は同じ色相ですが、明度が高くなると白色に近づき、明度が低くなると黒色に近づきます。
◆1-3 彩度
彩度とは色の鮮やかさを表します。
彩度が高い色を原色や純色と呼びます。彩度を下げていくと鮮やかさが減り、くすんだ色に変化していき、最後には無彩色(灰色)となります。
住宅塗装では”彩度の高い”家が代表的な失敗パターンとなるため注意が必要です。
2.色選びの注意点
◆街並みとの調和を優先しましょう
色選びをする前に、外に出てご自身の住む街並みを観察してみましょう。
街並みの景観を損なう鮮やかすぎる色は極力選ばず、調和を優先することがおすすめです。
◆色の候補は近隣の建物から
住宅街や住宅展示場などで、様々な建物の外壁や屋根を見てみましょう。
サッシやドアとのコーディネイトや、外壁色と屋根色の組み合わせなど、ご自身の色選びの参考になります。
そこから”好みの色相”を見つけ出すのが最初のステップです。
◆面積効果に気を付けましょう
カタログの小さな色見本で色を選ぶ場合、注意しなければいけないのが「面積効果」です。
面積効果の見え方には「3つの特徴」があります
1.【色相】・・・色合いが強調されて見える
2.【明度】・・・想像していたよりも薄く(淡く)見える
3.【彩度】・・・色が鮮やかに見える
※彩度は特に注意!小さな見本から選ぶと派手になりやすいです。
◆日塗工カラーよりも基本色がオススメ
日本塗料工業会の標準色は600色以上になります。
たくさんの選択肢を与えてくれる代わりに、一般住宅にふさわしくない色もあり、失敗する可能性も増えてしまいます。
逆に、塗料メーカーの塗料ごとの基本色は、ユーザーのニーズに反映したカラーを中心にラインナップされています。
その中から選ぶことで失敗のリスクが減るためオススメです。
◆外壁は2色までが基本
建物の形状にあわせて、アクセントカラーを入れたデザインが人気です。
「色を増やした方がオシャレ」と考えすぎて、3色仕上げを検討される方がいますが、ゴチャっとした印象の仕上りとなり、オススメ出来ません。
◆まとめ
外壁塗装の色決めは、正しい知識をもったうえで行えば、満足のいく仕上がりにできます。
有料でカラーシミュレーションを行う業者もありますが、それはあくまでもイメージ画像だということです。
大事になってくるのは、自分で好みの色やデザインを探すことです。
お客様の好みや建物とのマッチングなど色の選び方は様々ですが、迷ったときは人気のカラーから選ぶのも一つの方法です。
色選びが心配なお客様は、ぜひカナリアペイントにご相談下さい。
ご相談・見積りは無料で承っております。