屋根塗装 単価
「屋根塗装」の費用相場
- 30坪住宅で「35~52万円」、40坪で「43~65万円」、50坪で「56~73万円」
- 足場代なしで屋根塗装ができる場合はかなり限られる
- 屋根塗装の相場は業者によってバラバラなため、相見積もり推奨
■屋根塗装は何年おきにやるべき?
屋根塗装を行うタイミングは約8年、長くても13~15年が目安です。
外壁の目安(10~15年)に比べ、日光に晒される時間も長く、雨雪の影響を受けやすいため間隔が短くなっています。
また、屋根材ごとにも耐久性の差があります。屋根材ごとの屋根塗装のタイミングは以下のとおりです。
■外壁塗装と時期を合わせたほうが良い?
屋根の塗装工事にはほぼ必ず「足場代」(15万円~)がかかり、これが費用の多くを占めます。
そのため、数年以内に外壁塗装の時期が迫っている場合は、屋根塗装と同時に済ませることで足場代を節約することができます。
■屋根塗装の必要性は、屋根の劣化症状で見極める!
屋根の不具合すべてに対して、屋根塗装が最適というわけではありませんが、異常が起こる前に屋根塗装でメンテナンスをしておくことは、長い目でみてお得になります。
雨漏りなどが起こるまで何もせず、結果的に葺き替えなどの屋根の全面リフォームが必要になった場合は、屋根塗装の3~10倍の費用がかかることになります。
8~15年に一度は屋根塗装をして、チェックを受けると同時に美観をリフレッシュすることが重要です。
■ 屋根塗装の合図となる劣化症状は?
□コケ・藻・カビの発生
緊急度:★☆☆☆☆
ただちに屋根塗装が必要な状態とは言えませんが、放置しておくと屋根材が劣化し、いずれは雨漏りの原因となります。
築年数が10年をこえていれば、屋根塗装を前提に業者による点検を受けるタイミングと捉えてもよいでしょう。
□瓦のヒビ割れ・反り
緊急度:★★★★☆
屋根材が湿気と乾燥を繰り返すうちにヒビ・反りが発生し、防水性を失ってしまっている状態です。
雨が家の躯体に染み込んで全面工事が必要になる前に、屋根塗装をオススメします。
ヒビ割が軽いうちであれば、塗装の前に行われる「コーキング」という穴埋め処理で済むはずです。
屋根の「欠け」「釘浮き」を発見した場合についても同様です。
□漆喰の劣化・剥がれ
緊急度:★★★★★
日本瓦やセメント瓦の屋根には、瓦の接着のために白い「漆喰」が使われています。
この漆喰にヒビ割れや剥がれがある場合は、雨漏りの原因になったり、瓦がズレたり飛んでいってしまう前兆と言えます。
早急に漆喰塗装に対応した業者への連絡が必要なほか、棟の取り直し(積み直し。15~30万円)の作業が発生する場合もあります。
■屋根塗装の費目単価
屋根塗装にかかる費用は、大きく分けて「足場代」「養生代」「コーキング代」「塗料代」「諸経費」に分かれます。
各費用の単価相場は、
足場代:700~1000円/㎡
養生代:400~500円/㎡
コーキング代:500~900円/m
塗装代:500~900円/m
諸経費:全体の約10%
が目安です。