屋根塗装の工程

 

屋根の塗装は頻繁に行うものではありません。そのため、どうやって進めるかわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は屋根の塗装工程について、ご紹介いたします。屋根の塗装を検討されている方はぜひ、参考にしてみてください。


 

 

屋根塗装の工程は大きく8工程に分かれます。

 

1.足場の設置

初めの工程は、屋根に登る足場の設置からです。足場は塗装職人の安全を守るために欠かせません。足場を設置した後は、足場の外からメッシュシートで覆います。これにより高圧洗浄での水や塗料の飛散を防ぎ、近隣に迷惑を及ぼさないようにします。

 

 

2.屋根の洗浄と下地補修

屋根を塗装する前には、高圧洗浄と下地補修が必要です。もし洗浄や補修をせずに塗装をすると、以下のトラブルが起こる原因となります。

・汚れやサビなどが残っていると、塗料がしっかり付着せずすぐに塗料がはがれる。

・屋根材のひび割れや欠けは、雨水が侵入し雨漏りの原因となる。

・屋根材が破損したままだと、落下する恐れがある。

これらを防ぐためにまずは高圧洗浄機を使って屋根をしっかり洗浄します。その後、ひび割れなどの傷みのある箇所を補修します。割れているスレート瓦などは、コーキングを用いてつなぎ合わせます。

 

 

3.下塗り

塗装は下塗り・中塗り・上塗りと、3段階の工程に分かれています。

初めに行う下塗りは、屋根材と中塗り・上塗りで使用する塗料の付着をよくする接着剤の役割があります。下地がきちんと塗られていない場合は、すぐに剥がれる原因になります。

 

 

4.中塗り

下塗り塗料が乾いたら、次に中塗りを行います。中塗りは上塗り用の塗料を使い、色も同じにする場合が多いです。上塗り用の塗料には美観を整えるとともに、屋根を紫外線や雨水などから守る役割もあります。

 

 

5.上塗り

中塗りの塗料が完全に乾いた後、上塗りをして美観を整えます。中塗りだけでは乾いた際に気泡が生じる可能性があり、上塗りをすることで防水性を高め、気泡も塗膜を調整する工具のケレンなどを用いて仕上げていきます。

上塗り塗料は中塗りと同じ塗料や色を使うことも多いのですが、一方でどこまで塗ったかわかるの?と疑問に感じる方もいるかもしれません。塗料は完全に乾いているかどうかで少し色が異なるため塗装職人はどこまで塗ったか把握できますので、心配する必要はありません。

 

 

6.縁切り

上塗りの後、屋根の間隔をあけて触れさせないようにする縁切りを行います。縁切りは屋根材同士の間に隙間をつくるタスペーサーという平らな道具を差し込む作業です。

縁切りを行うことで、屋根材の間にたまる雨水をスムーズに排出できるようになります。塗装後の雨漏りを防ぐためには重要な作業です。

 

7.完工検査と手直し

塗装が終わったら足場を解体する前に、ご希望通りきちんと塗装されているか確認する「完工検査」を行います。

 

 

8.足場の解体と引き渡し

すべての塗装作業が終わり、問題ないことが確認できたら足場を解体します。現場の掃除をしてきれいにした後、お客様に引き渡して完了となります。

 

まとめ

屋根の塗装工事は、職人の安全を守る足場の設置から引き渡しまで約10~14日間ほどかかります。工事期間は内容や天候によって変動いたします。
カナリアペイントでは、施工前、施工中、施工後に、近隣の皆様への気遣いを含めてご挨拶まわりをさせていただいております。

ご相談の際はぜひ、カナリアペイントまで!

 


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